WEB系エンジニアを目指すなら、覚悟が必要です。

Docker

WEBエンジニアを目指すなら、覚悟が必要です。

はじめに

私が30歳の頃、オフコンのハードウェアエンジニアからプログラマ(Windows系)にジョブチェンジした当時、必要なスキルセットは今と比べるとずっとシンプルでした。しかし、現代のWEBエンジニアには幅広いスキルが求められており、未経験者には「これ、無理ゲーじゃないか?」と思うかもしれません。とはいえ、これからWEB系エンジニアを目指す人には、ぜひとも身につけて欲しいスキルセットを以下に挙げます。

HTML/CSS/JavaScript

WEBの基礎を築くスキルです。この3つの技術は、WEBサービスを開発する上で欠かせません。

  • HTML/CSS: ウェブページの構造(HTML)とスタイル(CSS)を作成する基本知識。これがなければ、WEB開発は始まりません。
  • JavaScript: フロントエンドで動的なコンテンツやインタラクションを実現するためのスクリプト言語。ES6以降の新しい構文も学んでおくと、より高度な開発が可能です。

バックエンド言語とフレームワーク

バックエンドはWEBサービスの心臓部です。データの処理や保存、セキュリティ対策などを担当します。

  • バックエンド言語: PHP、Python、Ruby、Javaなどの言語から1つを習得しましょう。いずれも堅実な選択肢です。
  • フレームワーク: 言語に応じたフレームワークをセットで学びましょう。例えば、PHPならLaravel、RubyならRails、PythonならDjangoです。これらのフレームワークは開発の効率を劇的に向上させます。

開発環境の構築

環境構築のスキルは、現場にスムーズに参加するために不可欠です。特にDockerを使った環境構築は、現在の業界標準です。

  • コンテナ化技術(Docker/Docker Compose): 環境をコードとして管理できる技術です。これを習得すれば、どんなプロジェクトでも迅速に対応できるようになります。

バージョン管理

コードを安全に、効率的に管理するためのスキルです。バージョン管理はチーム開発には欠かせません。

  • Git/GitHub: プロジェクトのソースコードを管理するためのバージョン管理ツール。基本的なコマンド操作やブランチの運用方法は確実に習得しましょう。

データベース

バックエンドと連携するためには、データベースの知識が必要です。

  • SQL(リレーショナルデータベース): MySQL、PostgreSQLなどのデータベースを扱うスキルは必須です。クエリの作成やデータベース設計も重要です。
  • NoSQL: MongoDBなど、柔軟なデータ構造を持つNoSQLデータベースの理解も進めておくと良いでしょう。

クラウドサービス

現代のWEBサービスはクラウド上に展開されることが多いため、クラウド技術も欠かせません。

  • AWS/GCP/Azure: 主要なクラウドサービスの基本的な使い方と、その利便性を理解しておきましょう。

セキュリティ

セキュリティは決して軽視できません。どれだけ素晴らしいサービスを作っても、セキュリティが脆弱だとすべてが無駄になります。

  • 基本的なセキュリティ知識: XSS、SQLインジェクション、CSRFといった脆弱性に対処するスキルを身につけておくことが重要です。

ソフトスキル

技術だけではなく、チームで働くためのソフトスキルも必要です。

  • コミュニケーションスキル: 他のエンジニアやデザイナーとスムーズに協力できる能力は、プロジェクトの成功に直結します。
  • 問題解決能力: 直面する課題を冷静に分析し、最適な解決策を見つける力が求められます。

こうして見てみると、確かに覚えるべきことは山ほどあります。そしてこれにAI関連の知識が加わってくるのですから、今からWEBエンジニアを目指すのは大変な道のりです。しかし、それだけやりがいも大きいと私は考えます。覚悟を決めて、この道に飛び込んでみてください。


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